1/100 法隆寺五重塔

真鍮で作る宝輪、風鐸


五重塔のてっぺんには、宝輪と呼ばれる飾りがつきます。

一番下の輪の直径は1メートル近くあります。

この輪の間に、管(パイプ)があります。

心柱に輪と管を順にはめていく構造になっているのです。

微細な真鍮パーツを使って、実物の構造の通りに組み立てます。

心柱上部。吉野ひのきの丸棒からこの形状まで、私・岩見慎一が1本1本、手作業で削り出してセットします。

こちらは、真鍮削り出しパーツのための3Dデータ。旋盤工場に量産を依頼しました。

塔の先端につく宝珠。やわらかい真鍮では旋盤の刃物が当たった瞬間に曲がってしまい、量産不可と言われましたが、刃物の研ぎを鋭くすることで解決しました。

輪、管、鉢、水煙の管、宝珠。すべて真鍮削り出し。

風鐸(ふうたく)。各層の屋根の四隅に吊るされるベルです。五層で合計20個。中心の穴に、エッチング製の「舌」を通して屋根下に吊るします。

真鍮エッチングパーツは現在試作中です。

この図の通りに、0.3mm厚の真鍮板が溶かされます。

(白い部分が溶けずに残る)

水煙、鎌、請花、舌、露盤。