
1996年 エアロベース創業第1号 A001フォッカーDr.1の最終生産を終えました。A001は廃番となります。

真鍮エッチングパーツのみで1機完成する最初の製品だったと思います。

1/48スケール
翼幅155mm
「金属製の折り鶴」をコンセプトに
エアロベースはここから始まりました。

1996年の創業時に、ペンとインクで手描きした図面です。
これを撮影して1/4に縮小し、製版され、フォトエッチングという工法で真鍮パーツができあがります。
A002スピリット・オブ・セントルイスからはPCで設計しました。

リブをひとつひとつ組み込んでいきます。初期のA002スピリット・オブ・セントルイスもこのスタイルでしたが、その後、ひねるだけで完成するいつものエアロベーススタイルに変更しました。現在、この単品リブの仕組みは、A001フォッカーDr.1とA003ザ・フライヤーのみとなっています。

A001廃番の理由は、エッチングした際にパーツ落ちが多くなってきたからです。
データで残っていれば、パーツを支えるブリッジ(プラモデルのランナーにあたります)を太くすれば解決するのですが、
手描き図面ゆえ、それができません。
現在、再生産時に発生する不良率(パーツ落ち)があまりにも高く、委託工場にも負担がかかっているため、廃番を決めました。
パーツ落ちの例:

こちらは完品。
残数15個です。
通常価格:7,700円(税別)のところ、
最終価格:7,000円(税別)で。

こちらは、パーツ落ちしたものを揃えて、1機完成するようにセットした「特別仕立て」です。封筒を使った簡易パッケージになります。
準備数6個
特別価格:4,000円(税別)
お得です!

「特別仕立て」に塗装すると
こんな作品になります!
※立体的なプロペラ、車輪、機銃はキットに付属しません。
1996年発売当時、グレードアップセットとして別売りしていました。
(ホワイトメタル製)
ドラゴン社の1/48フォッカー等のプロペラを使うとよいでしょう。

グレーのサーフェイサーをスプレーし、タミヤエナメル塗料を筆塗りしています。

いつものエアロベースとは違った雰囲気を楽しめますね。

1/48フィギュアを置くと良いジオラマになりそうです。

こちらはアメリカのお客様の作品。
(S. Lawson)
エアロベース+ドラゴン製
すばらしい飛行機愛が伝わってきますね!
私にとって一番大事な作品でした。そしてフォッカーDr.1は一番好きな戦闘機です。1/32、1/48、1/72など、スケールと内容を変えて、新製品として再設計したいと考えています。

創業時に組み立てた試作品