![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s283faded1d87cff3/image/i45602cba0e37cbd5/version/1612637143/image.jpg)
免許がいらない航空機 ウルトラライトプレーン。
海外ではホームビルト機やウルトラライトプレーンのキットなど多々あるようですが、PUFFINは純国産のウルトラライトプレーンです。設計者は、日本大学理工学部で人力飛行機チームを率いた石井潤治氏。在学中の昭和50年に製作したストークA型機に続き、卒業後に率いたストークB型機では2093.3mの世界最長飛行記録を達成しました。(ストークの名付け親は、あの木村秀政先生ということです)
YouTube パフィン号設計者 石井潤治の素顔
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s283faded1d87cff3/image/i8dcd3d35fc4e535d/version/1612637143/image.jpg)
2017年に、石井潤治氏からPUFFINの仕様書が郵送されてきました。
内容的には、マイクロウィングシリーズより小さな簡単キットだろうなと決めていました。
設計者ご本人からのリクエストに、わくわくしてスケッチをためていったのですが、発売できない理由というのはいろいろあるもので。
当時、当社はネットショップやアマゾンにあまり力を入れず、店舗販売が中心だったのですね。
都内のモールに出店するお店などは、月の家賃が〇百万円かかるのです。
エアロベースの3,000円の製品が売れているお店では、それより安価な商品を扱ってくれないのですよ。ようやく2020年2月末になって、ネット専用商品として発売できました。今後も、超マイナー機や少量生産品は、エアロベース.shopで発売していきます。
国土交通省のHPで、PUFFINの仕様書(PDF)をみつけました。
というわけで、作っていきましょう。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=521x1024:format=jpg/path/s283faded1d87cff3/image/i33aada7dc9a386e2/version/1612637143/image.jpg)
名刺サイズのエッチングパーツ。ステンレス製です。
切り口は薄くなっていて、普通のカッターナイフでプチっと押し切れます。ニッパーやエッチング専用ハサミは必要ありません。(ニッパーの刃が切り口の隙間に入らないように狭く設計しています)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=521x1024:format=jpg/path/s283faded1d87cff3/image/i5f3bdb25138b0e52/version/1612637143/image.jpg)
タイヤの直径は2ミリ!
ネームプレートと一体なので、なくすことはありませんね。
2個のタイヤで機体をはさみ込みます。
尾翼もネームプレート一体。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=521x1024:format=jpg/path/s283faded1d87cff3/image/id3347f5770e988c6/version/1612637143/image.jpg)
主翼のリブ(小骨)をピンセットで起こします。
クルっと立てるだけで3D翼のできあがり。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=521x1024:format=jpg/path/s283faded1d87cff3/image/ifd3db59a4faddca9/version/1612637143/image.jpg)
できあがり!
ウルトラライトプレーンでは胴体の上に主翼がつく高翼機やパラソル型が多いそうですが、PUFFINは低翼機。それを支える支柱(ストラット)が特徴です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s283faded1d87cff3/image/i04f1788e8592e1a1/version/1612636570/image.jpg)
こんなふうにネームプレートと切り離すには、まず、タイヤや尾翼の合わせ目に瞬間接着剤を1滴流し込みます。
それからネームプレートの支えをニッパー等で切ります。
吊るして飾るのもOK !