エアロベースの模型キットは、基本的に接着剤不要の設計になっていますが、
瞬間接着剤で補強できます。
特にプレゼントするときには補強しておくとよいですね。
作ったことのない方には、どの箇所が弱い部分なのかがわかりませんから。
おすすめの瞬間接着剤は、さらさら流れるタイプ。
「低粘度」と書かれているものです。
画像の瞬間接着剤は、プラモデルメーカーの㈱ウェーブが発売しているものです。
瞬間接着剤×3S ハイスピード
3本入りで、かなりお得。バルサ製のラジコン機の製作でもたっぷり使えます。
流し込むための細い管も付属します(が、ここでは別の方法で流し込みます)
パッケージがとぎれていますね。
ここから、残量がわかります。
店頭に飾るエアロベース公式サンプルは、すべてこの瞬間接着剤で補強しています。
店員さんが模型を作ったことのない人が多い店のためには、扱いやすいようにプロペラも固定してしまいます。
1/48 フォッカーDr.1を例に、瞬間接着剤の使い方をみていきましょう。
このキットでは、主翼のワクに翼骨(リブ)をひとつひとつはめ込みます。
基本的に接着剤は使いませんが、しっかり止めておくために瞬間接着剤を流し込んでおくと安心です。
瞬間接着剤で困るのは、白く曇ることと、つけすぎることですね。
曇る原因はいろいろあるようですが、ごく少量であれば曇る前に固まってしまいます。
一石二鳥の方法です。
ビニールやフォルダの上に瞬間接着剤を少量だします。
使い古しのカッターナイフですくいとります。
パーツの合わせ目にそっとあてがうと、流れ込んでいきます。
この方法だと、余計につけることがありませんよね。
つけすぎたら、メモ用紙などをあてがって吸い取りましょう。
当社製品ができるだけ接着剤を使わない設計にしている理由は、
パーツどうしがゆがんだままや、ツメがはまりきっていない状態で
瞬間接着剤をつけてしまうと、次の作業ができない(完成しない)からです。
接着剤に慣れていない方は、完成してから各部に流し込めば安心です。
弱い箇所だけ流し込むと良いですね
(強度が十分になったら、他の部分へはつけないでおくことで、全体的にきれいに仕上がりますよ)
それに、はみ出して汚れてしまっても、少なくとも最後まで組立を楽しむことができたことになりますからね。
小技をひとつ。
使いかけのキャップにマーカーで印をつけておくと、袋の中でどちらが使いかけなのかすぐにわかります。
より速く乾かすために、硬化促進剤をスプレーすることもあります。
こちらを軽くスプレーすると、「瞬間的に」かたまります。
瞬間接着剤と硬化スプレーに共通する注意点があります。
目に入れないこと!
瞬間接着剤はフタをしておいても容器の先端が固まっていることがあります。
その際、けっして先端をのぞきこまないように!
【硬化促進スプレー】Ci クイックプライマースプレー
このタイプなら間違えないですね。