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作品No.15 御所車梅鉢

初めて作ったのは小学2年生のとき。

画像のものは、個展のために10年ほど前に作り直したもの。

ヨーデル社のプラモデルです。

牛車(ぎっしゃ)というものを初めて知りました。

こういうところがプラモデルの良さですね。

全長15cmほど。
1/16スケールということですので、実物は2m40cm。

それにしては牛が小さいような。

 

平安時代の牛の大きさを調べてみる必要がありますが、

1/24っぽいですね。

牛 vs 牛。

少し硬い材質ですが、「布」が付属します。

紐も。

プラモデルに異素材が入っているのが、なにか高級な感じがしました。

小2の時の強烈な思い出というのは、模型の内容ではなくてですね。

近所に行きつけのS模型店がありました。この御所車梅鉢を買おうとしたら、店主が売ってくれないのです。

店の奥で、おばちゃんの「なんで売ってあげへんの?」の声に「子供は飛行機や戦車が好きなはずや。こんなもん売ったら親が文句言ってくる。売りつけたと思ってな」

信じられないこと言うなあ、、、本当に悲しくて、、、、。買いたくもないヘリコプターを売りつけられたのでした。

そして簡単に細いローター(ペラ)が折れ、捨てました。

今度は店主がお昼をとりに店奥へ入る時間帯を狙って、おばちゃんに御所車を売ってもらったのでした。

店の外に出ると、おばちゃんが「ほら、やっぱりあの子買(こ)うたで。よっぽど御所車が欲しかったんや」と言い、

店主はまたもカンカンに怒っていました。

帰宅してさっそく作り始めて、なんて素敵なプラモデルや!と感動したのです。

子供の頃の好みって、逆に大人っぽい物を欲しがるんじゃないかなあ。

マルボロやJPSのデザインにシビれましたよ。

「お客様の好みはぜったいに決めつけないでおこう」エアロベース創業の頃から誓ったことです。