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初公開! エアロベース製品ができるまで その1

真鍮板がどうやってこんな精密なパーツになるのか?

設計図はどうやって描くのか?

エッチングパーツとは?

 

 

エアロベース製品ができるまでを初公開します。

こちらのエトリッヒ・タウベ(エアロベース品番B007)を例にとって詳しく見ていきましょう。

透明のパッケージから見える真鍮エッチングパーツ。

ひとつひとつのパーツを設計し、レイアウトまで当社で行います。

Adobe Illustratorというお絵かきソフトで設計しています。

バージョンはCS3。白と黒でパーツを描けばよいので、特別な機能は不要です。

なんで上下2つの図が必要かといいますと、、、。

 

ネームプレートを例にとります。

上の図には飛行機の名前が描かれています。

下の図は、ただの板ですね。

この2つの図を使ってエッチングすると、、、。

 

白い文字が浮かび上がります。

というか、真鍮の表面がそのまま残ります。

黒い絵の部分だけがエッチングされます。

エッチングとは、こうして金属を削ることなのです。

実際には液体で「溶かして」います。

こちらは裏側です。

下の図そのままに、板状になっていて、文字は突き抜けていません。このように、片面だけ削ることをハーフエッチングと呼んでいます。

下の図にはパーツワクとネームプレートをつなぐ線が3本描かれていますね。上の図にはありません。なので、この線はハーフエッチングということになります。金属なのに、ふつうのカッターナイフでプチっと切り取れる理由は、ハーフエッチング部が薄くなっているからです。

ハーフエッチングは、折り曲げ部分にも用います。

簡単に胴体の形になりましたね!

厚みを測っているところ。

0.3mmです。

水平尾翼と垂直尾翼。

スリット(みぞ)どうしをはめてみます。

お互い0.3mm幅のスリットが開けられています。

「はめ込み式」ですね。

これだけでは取れてしまいますから、別のパーツをつけたりして、

固定されます。

 

こちらは主翼についているリブ(小骨)を起こしているところ。

たった1枚のパーツから立体的な「3D翼」が出来上がります!

パーツはこれだけ。

真ん中の銀色のコクピットはホワイトメタルという金属でできています。最初から立体的ですね。こちらの製造法はまたの機会にご紹介しますね。

真鍮=やわらかい

とは言っても、

どれくらいやわらかいの?

逆に曲げ戻すと、ちぎれる?

ちから加減がわからない。

そこで!

まずは「お試しパーツ」を。

こちらは飛行機の組立には使いませんので、、、。

さきほどやったように、リブ(小骨)を起こしてみたり、

ちぎれるまで行ったり来たりしてもよいでしょう。

組立説明図はたくさんの絵で解説しています。

日本語と英語の2ヶ国語で書かれています。

1番から順に組み立てましょう!

手のひらサイズのエトリッヒ・タウベが完成!

次回は、エッチングのためのフィルム(版)を公開します。ご期待ください!