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玉虫型飛行器をつくってみました

エアロベース A006 玉虫型飛行器をつくっていきましょう。

これから作る方へのヒントになりますが、
ネタばれ要素が強いのでご注意!

まず全体像。翼幅は20cmを越えます。
エアロベースのモデルの中でもボリュームのある機体です。

真鍮エッチングパーツ。03mm厚です。

付属品。金色の糸・アルミ製の車輪・日の丸シール。

説明図は日本語と英語の2か国語表記。
海外の飛行機マニアへのプレゼントにも最適です。

それぞれの部位を組み立てたところ。
大型モデルですが、パーツ点数はたったの24点+糸。

パーツの切り離しはごく普通のカッターナイフでOK。
デザインナイフ等は尖りすぎなので、不向きです。

切り離す細い線がどこにあるのか見づらいので、
丸い目印をつけています。

紙ずもうではありませんよ。

パイロットのできあがりです。

平たいのは、飛行神社の模型を再現しているからなのです。

たった2個のパーツを折るだけで胴体の基礎ができます。

動力伝達チェーン(縄)をひねっておきます。

操縦席をはめ込んで、基礎部分が完成。

主翼はエアロベース特製のリブひねり。
簡単に立体的な翼型ができます。

ケタをはめ込んでいきます。
最後のリブはまだ立てていませんね。

最後のリブがケタの抜け防止になるのです!

図をみながら、主翼をわん曲させます。

こんな感じ。
とりあえずむずかしく考えないで、適当にかっこよく曲げてください。

左右の主翼。
よ~く見ると、前フチ(リーディングエッジ)のツメの長さが違いますね。
長いほうのツメが左翼です。右翼より先に胴体に取り付けます。
この差がなければ組み立てられません。
これを思いつくまで、何度も試作を繰り返しました。

後フチ(トレーリングエッジ)からはめ込みます。

右翼のツメをはめます。

ここで、先につけた左翼のツメが同じか短いと、胴体を開いた際に抜けてしまいます。なので、あとで取り付ける右翼のツメを短くしていたのですね。

ここで、先につけた左翼のツメが同じか短いと、胴体を開いた際に抜けてしまいます。なので、あとで取り付ける右翼のツメを短くしていたのですね。

方向舵(?)は可動式です。

下翼。

玉虫型飛行器の下翼が動く。

プロペラの組み立て。

接着剤不要にするために、細い線を巻いてとめていきますが、
合わせ目に瞬間接着剤を流し込んでとめてしまっても良いです。

ひねります。

金色の糸を張ったところ。

ふ~っと息をかければプロペラが回転します。

エッチングパーツに日の丸シールを貼ります。

二宮忠八が描いた図面のように撮影しました。

パーツ点数は少ないですが、
もしかしたらエアロベースの製品中、最高に頭を悩ませた設計だったかもしれません。
実は試作の段階で、2度、和歌山市でワークショップを開き、参加者の様子を観察して
改良点を探ったのでした。やはり主翼の取り付けで皆さん、困っておられましたので、
上記の手法を思いついたのです。

ぜひ、作っていただきたい一品です。

当社製品の対象年齢は15歳以上です。お子様が作るときは、必ず保護者がつきそい、パーツの尖り、パーツの入った袋をかぶらないこと、工具の扱いと保管に注意を払ってください。当社製品の素材は主に真鍮、銅、ステンレス、ホワイトメタル、マグネット、ヒノキです。アレルギーのある方はご注意ください。

すべてのエアロベース製品はモデルキットデザイナー岩見慎一が設計し、国内の委託工場で生産しています。