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カラス型飛行器をつくりませう

「かわいい!」と、南青山のスパイラルマーケットさんなどで好評の2機。
設計した者としては、渋~いアイテムとして発売したんですがね。

でも、かわいいですね。


B008 真鍮版

B012 黒染め(真鍮を染めています)
目玉シールが付属します。

パーツ構成。
接着剤不要です。

B008 真鍮版を組み立ててみましょう。

金属製パーツですが、ふつうのカッターナイフでプチっと押し切れます。

ワクをつながった線を切ります。
細い線、見えにくいですね。丸い印がついているそばに切り取る線がありますよ。
(丸い印にナイフを当てるのではなくて、切り取る線に刃を当ててくださいね)

翼リブはエアロベースお得意の、曲げるだけで3D。
簡単です。

組立図 4は、レイアウトの関係で見逃してしまいそうなところにあります。
ご注意を。

メインの胴体パーツ。

翼パーツと合わせます。4本のツメで固定しますが、胴体うしろ側のツメを前もって曲げておくのがミソです。

ピンセットをペンチのように使うと、ツメをしっかり折りたためます。

B008, B012どちらにも目玉シールが付属します。
B008には貼らない方がきれいかなと思いますので、B012黒染めを例に貼ります。

いわゆるデカール、水溶きマークではなく、ふつうの粘着シールです。
紙の白い断面が目立ちますよね。

 

そこで・・・

サインペンで断面を塗ります!

ぐっと仕上がりがよくなりますよ。

模型って、こういうことの積み重ねですね。
説明図に指示しないのは、まるでここまでしないといけないような錯覚を与えてしまうからです。
気にならない人には気軽に楽しんでもらえるほうが、設計者としてもうれしいです。

プロペラは2個のパーツを合わせます。
説明図ではこれで完成となっていますが、これでは息をかけても回りませんね。
風車(かざぐるま)のようにひねりたいところ。

瞬間接着剤を少量、プロペラの合わせ目に流し込みます。
ドバっとつけないために、ビニール袋などに出した瞬間接着剤をナイフですくって
パーツに移します。ほんのちょっとです。

プロペラをひねったところ。

 

 

後ろから息を吹きかけると、プロペラが回ります。

ネームプレート付属。

完成ですが、張線もできるように、胴体には糸を通す穴も開けています。


さらに!

こちらは京都のお客様のアイデアです。

動力であるゴム部分をひねっています!
これはアクセントになりますね。

 

そうなのです。カラス型飛行器は、いっけん空想の飛行機に見えますが、明治24年(1891年)に、二宮忠八が作り上げた日本初のゴム動力飛行機なのでした。

カラス型飛行器の飛ばすキットも作りたくなってきました。

当社製品の対象年齢は15歳以上です。お子様が作るときは、必ず保護者がつきそい、パーツの尖り、パーツの入った袋をかぶらないこと、工具の扱いと保管に注意を払ってください。当社製品の素材は主に真鍮、銅、ステンレス、ホワイトメタル、マグネット、ヒノキです。アレルギーのある方はご注意ください。

すべてのエアロベース製品はモデルキットデザイナー岩見慎一が設計し、国内の委託工場で生産しています。