エアロベースの地元、和歌山でワークショップを開催しました。
みなさんといっしょにリンドバーグのスピリット・オブ・セントルイスを作ります。
今朝は初めてのお客様からアンケートハガキが届きました。
お一人目。
京都の恵文社一乗寺店で購入された8歳のお客さま(!)
ひとりでライトフライヤーを完成させたとは。
「とてもつくりやすくてかんたんでした。つぎもがんばりたいです」
つぎも、というところが設計者冥利につきますね。
おまけを入れておきましたよ・・・
私家版
明治42年12月に不忍池で、ロープでつないだ自動車に引かれて浮揚しました。
(画像は後ろ姿です。下翼の左右にV字につながれたロープが見えますね)
「これをもって飛行と言えるか」を論じたサイトがあります。
かたいことは置いておいて、日本に憧れて赴任を志願した仏海軍の青年が
田中館博士(アンリ・ファルマンの徳川好敏や、ハンス・グラーデの日野熊蔵にもアドバイスした)らと
いっしょに研究して不忍池で飛んだことは、なんらかの形で伝えるべき史実ではないかと思います。
明治42年(1909年)というと、ヨーロッパではブレリオが英仏ドーバー海峡を横断飛行した年。
いかに日本の航空界が遅れをとっていたか、
しかし翌年9月に国産初の山田式飛行船が大崎から青山まで飛び、同年12月に徳川らが日本初の動力飛行に成功し、
一気に航空熱が高まったのでした。
さすがにマイナー機の得意な(?)当社といえども、実店舗への卸売りが中心である限り、なかなか発売できませんでした。
いつ売れるやもしれない物は最初から取り扱ってもらえないのですね。
自社のネットショップ直販ならできます・・・
高さ4cmあまりの金灯籠。
発売に向けて最終設計に入りました。
内部にLEDを仕込めないかテストしました。
パリからの手紙
エアロベースの飛行機はパリでも販売されています。
ルーブル美術館は閉館中ですが、その地下街にあるショッピンセンター、
カルーゼル・デュ・ルーヴルはオープンしています。
そこに、日本の文具メーカー デルフォニックスが出店しています。
デルフォニックスは、Rollbahn(ロルバーン)ブランドのメモ帳でおなじみですね。
下の画像は、エアロベース B002 スピリット・オブ・セントルイスですが、デルフォニックスのインスタグラムにこの画像を投稿したところ、
クリスマスプレゼントを求める地元の常連さんに毎日売れていったとか。
木製の展示台はデルフォニックスのスタッフが作ってくれたようです!
洒落ていますね!
マイクロウィングシリーズがズラっと揃います。
もちろん E001 エッフェル塔も。
デルフォニックスと当社は、もう15年ほどのおつきあいになります。
成田国際空港内のショップ Smith(スミス)もデルフォニックスのお店です。
どちらもコロナ禍でご挨拶に行けませんが、ネットで盛り上げていきましょう!
明けましておめでとうございます
さっそくお客様から届いた作品のご紹介。
沖縄のパイロットの方です。
毎回、工夫された作品を送ってくださいます。
グリーンと銅の気球の取り合わせが綺麗ですね。
(銅の気球は、公式サイトaerobase.shopにて5,000円お買い上げごとにひとつプレゼントしています。キャンペーンは2月末まで)
本年もよろしくおねがいいたします。
1932年のエアレース、トンプソントロフィーを再現したセットです。
パイロンは乾電池1本で回転します。
ロッドの先端に吊るしたブルドッグレーサーは、1分に1回転というゆったりずむで周回飛行を続けます。
公式ショップにアップしました。
エアロベース [B111] ブルドッグレーサー & パイロンセット(動力付き)
お正月に作ってのんびり眺めてみてはいかがでしょう。
動画をつくってみました。
キット内容です。
まずはこちら。
組立説明図の裏面にジービーレーサー vs. ブルドッグレーサーを印刷しました!
タミヤのラジコンカー・ランチボックスの箱絵などで有名なテリー佐原画伯の描き下ろしです。
A3サイズです。きれいに額装すればインテリアになりますね。
ブルドッグレーサーは洋白製。
翼長5cmのかわいさです!
パイロンはステンレス製。
接着剤不要のはめ込み式。
マークも付属します。
土台は黒いアクリルケースです。
(塗装仕上げ済み)
単3乾電池を1本ご用意ください。
(アルカリ電池ではなく、マンガン電池を推奨)
飛行機とパイロンをつなぐコネクターは3種類入っ
1910年12月19日、代々木練兵場において、日本初の動力飛行が成功しました。
栄誉に輝いたのは、アンリ・ファルマン駆る徳川好敏でした。
同じく挑戦したのは日野熊蔵のハンス・グラーデ。
両人は12月14日から挑戦を続けていたが、19日、先に飛んだのは日野のほうでした。
それはジャンプ程度であり、記録が計測されず、午後からエンジンの調子が回復し
快調に飛んだ徳川の記録となったのでした。
徳川好敏はその後も日本の航空界に君臨し、対する日野熊蔵は軍部から左遷されました。
トップ画像は、私がこの2機を模型化するきっかけになった本です。
読み比べてみると面白い。どちらの人物も魅力的です。
まずはアンリ・ファルマンの取材から始めました。
入間基地に実機があるのです!
ハンス・グラーデは、ドイツ博物館等に協力要請しましたが、
当時の図面は残っていないとのこと。
そこで、復元機が展示されている、岐阜かかみがはら航空宇宙に向かいました。
こちらのミュージアムショップでは当社製品を販売しているので、
挨拶と展示品の点検を兼ねて。
それにしても、
この復元機はどんな資料を使って作られたのでしょう?
自転車仲間の宿野輪天堂さんに刻印を作ってもらいました。自転車仲間の宿野輪天堂さんに刻印を作ってもらいました。今後も限定品のパッケージはこれで決まりですね!
12月17日はライト兄弟のフライヤー号が人類初の動力飛行に成功した日。
1903年のことでした。
余談ですが、ライト兄弟はふたりではなく、五人兄弟(妹)だったのですね。
飛行機を発明したのはウィルバーとオーヴィルのふたり。
上の2人の兄は、ごく普通の暮らしをしたようです。
妹は、フライヤー号のヨーロッパへの売り込みにも同行したりと
ライト3兄弟と言っていいくらいの関わりをしました。
今朝、イギリス在住のお客様から便りが届きました。
「ず~っと以前に静岡ホビーショーでお会いしました。当方イギリス在住35年です。
貴殿(私・エアロベース岩見)のお誕生日の翌日12月17日はライト兄弟のフライヤーが
初飛行した日なので、ホビコムにエアロベースのフライヤー号を投稿しました」