· 

五重塔の最新情報(3/12)

五重塔の頂点に立つ相輪。

真鍮で再現することにしました。

銅製というリクエストもいただきましたが、

銅を旋盤加工するのは、粘度に刃を当てているようなものだということです。

というわけで、相輪は真鍮削り出しとエッチングパーツの組み合わせとなりました。

 

 

風鐸を試作しました。
風鐸とは、ベルのことですね。
塔本体に大20個、相輪に小72個の合計92個つきます。

直径1.8mm、長さは3.6mm
風鐸内部は空洞(穴)で、
エッチング製の打棒(舌・ぜつと呼びます)を差し込み、
隅木に接着します。

この米粒ほどの風鐸は生産可能です。

相輪にはさらに小さな風鐸がつきます。
各宝輪に8つずつ、
水煙に4
合計76個です。

大きさは、「ごま」。

真鍮削り出しでも製作可能なのですが、

小さすぎて、加工後に切り落としたものを機械内で回収するのが難しいのです。

希望数量を回収できるまで、たとえば23倍生産することになるかもしれません。

以上の理由から、こちらはエッチング(平らな板)で表現しようと思います。

 

本物の相輪と同じ組み立て方を体験できます。

 

心柱上部に、真鍮の管(さっかん)や輪(ほうりん)を順に差し込んでいきます。

4枚の水煙(飾り板)を受けとめるパーツ(水煙受)もエッチングで付属。

 

伏鉢より上だけで、114個のパーツからなります!

形状的に難しいと思われた次図の2点ですが、生産が可能となりました。

右の柱(宝珠・竜車)の一番細いところは直径0.8mm。その上下に急激に立ち上がった球があります。ここの加工(旋盤)の際に、材料が折れてしまう心配がありました。

全長わずか1cmのパーツですが、塔の頂点ですし、妥協したくなかった点です。

垂木を試作しました。かなり見栄えがよくなりますね。

1本ずつ取り付けますが、不安に思うのは、垂木の間隔、長さ、斜めの切り落としなどですね。
そこは当社流のアイデアで解決し、楽しく取り組めるように設計しますね!

 

 

【次回の報告内容】
別売りの工具セットです。

レーザーカットでできた木製パーツの焦げを落とすためのヤスリ。

その際に木製パーツを固定しておく万力。

接着剤が乾くまでパーツをとめておく目玉クリップ。

木工ボンドをほんの1滴ずつ出せる小さなボトル。

次回は、動画を使って詳細をお伝えします。

工具セットの仮予約も次回、承ります。

 

 

 

エアロベース 岩見慎一でした。

※木材を使った製品は、一度に大量生産できません。また、今後、同じ材料が入手できるかもわかりません。

少し気が早いですが、「仮予約」という形で、ご希望を承ります。

 

まだ販売価格も決定していませんので、発売前に当社からご注文確認いたします。
もちろんキャンセル可能です。

1/100 五重塔の仮予約